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JNC-DOE Collaborative Program on Mass Transport; Characterization and predictive technologies 1999-2000 annual report

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Tsang, C.-F.*; 唐崎 建二*

Tsang, C.-F.*; Karasaki, Kenji*

JNC/DOE間の共同研究計画は、地層中への放射性廃棄物の処分において重要な役割を担っているプロセスを支配する基本的な物理及び化学特性についての理解を深めるとともに、不均質な地層中での核種移行や地層からの核種放出についての調査手法や予測手法を開発することを目的として策定されている。共同研究計画にしたがって、本年度は以下の6つのタスクを実施した。1.階層構造的な亀裂性岩盤中の流れと物質移行についての検討 本タスクでは、階層構造を有する亀裂性岩盤のサイト特性調査を行なうにあたり、最小の本数の井戸のみしか利用できない場合を想定し、自然勾配トレーサ試験及び単一孔揚水試験をシミュレートし、階層構造を有する亀裂性岩盤のフラクタル次元がこれらの試験に与える影響について調べた。2.ロバストで高速に解を求めることができる逆解析手法の開発 詳細なサイト特性調査を行なう場合、多数の圧力試験を実施し、データを実測する必要がある。本タスクでは、このような状況において、数百、数千ものパラメータを同時に推定することができる逆解析アルゴリズムの開発を行ない、原位置試験サイトで実施された圧力干渉試験に適用することにより亀裂の存在及びその特性を予測した。また、別途実施したボアホール試験と物理探査データから予測結果を検証した。3.複雑な不均質性媒体中の流れのモデル化 亀裂性媒体中の流れのモデル化を行なう場合の最も一般的な仮定は、亀裂部とマトリクス部をそれぞれ連続体として取り扱うことである。また、亀裂部とマトリクス部との間の流れは平均的な圧力差により生じると仮定される。本タスクでは、このような仮定は、ランダムに発生させた不均質媒体中の流れの方程式を厳密に解くことにより検討した。4.簡単な亀裂システムにおける物質移行についての検討 本タスクでは、3つの亀裂からなるシステム中の流れと物質移動について、パイプモデルを使用した解析結果と亀裂を不均質性媒体として取り扱った場合の解析結果との比較を行なうことにより、モデルの単純化の妥当性に関する検討を行なった。また、亀裂中に存在する澱み領域が物質移動に与える影響について調べた。5.TILA-99のレビュー 本タスクでは、フィンランドの実施主体POSIVA OYにより取りまとめられた安全評価レポートTILA-99についてのレビューを実施した。レビューでは特に性能評価にお

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