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「常陽」MK-II B型特殊燃料集合体(PFB010)の照射後試験(1); 集合体及び燃料要素の非破壊試験

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浅賀 健男*; 長谷川 正泰; 平沢 久夫*

not registered; Hasegawa, Masahiro; not registered

「常陽」MK-2B型特殊燃料集合体の2体目の照射後試験供試体として製造No.PFB010(集合体平均燃焼度;19,400MWD/MTM)を受け入れ、集合体試験、コンパートメント試験、及び燃料ピンに関する非破壊試験を実施した。本集合体の照射後試験の目的は、MK-2炉心燃料ピンの製造パラメータ(燃料-被覆管初期ギャップ巾)及び内圧パラメータ(プレナム有効容積)の照射挙動への影響調査とB型特殊燃料集合体の使用中の健全性を確認することである。試験結果の概要は下記の通りである。集合体試験、コンパートメント試験、燃料ピン試験の結果からB型特殊燃料集合体は平均燃焼度19,400MWD/MTMまで構造体としての健全性を維持していることを確認した。燃焼度19,400MWD/MTMにおける各パラメータの燃料ピン照射挙動への影響について次のことがわかった。1)パラメータの内、燃料-被覆管初期ギャップ巾は燃料長変化に影響を与える。燃料長は全て製造時より減少しているが初期ギャップ巾が小さいものほど燃料長減少量が大きい。2)同じく初期ギャップ巾はF.P.ガス放出挙動に影響を与える。測定された放出率は34$$sim$$45%の範囲にあるが、初期ギャップ巾が大きいものほど放出率は高目の値を示す。3)被覆管外径及びピン軸方向F.P.分布には各パラメータの影響は認められない。4)上記1)、2)は燃料の組織変化、燃料温度の違いを反映しているものと考えられるため、破壊試験結果も含めた詳細な評価解析を今後実施する必要がある。

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