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「常陽」MK-2反射体(SMIR-5,6)で照射した構造材料の照射後試験; 第5報 SUS304鋼圧延材、鍛造材、インコネル718材の引張試験

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酒向 博*; 久木田 真平; 芳中 一行 ; 秋山 隆*; 新谷 聖法*; 柴原 格*

not registered; Kukita, Shimpei; Yoshinaka, Kazuyuki; not registered; not registered; Shibahara, Itaru*

高速原型炉「もんじゅ」の設計基準の確認をするとともに,実証炉以降の高速炉設計に必要な構造材料の照射データを拡充する自的でR&D試験が策定されている。これらの試験の一環として,高速実験炉「常陽」MK-2炉心の構造材料照射用反射体を用いてSUS304鋼圧延材,鍛造材,インコネル718材の材料強度試験片を照射した。照射後の試験片について引張試験を実施した結果,以下のことが明らかになった。1)SUS304鋼圧延材及びリング状鍛造材・0.2%耐力及び引張強さは「もんじゅ」構造設計方針の材料強度基準に示されている設計降伏強さ(Sy)及び設計引張強さ(Sy)を上回り,破断伸びは延性材料の目安である10%を満足していた。・照射量依存性については,照射量が1$$times$$10$$times$$21n/cm$$times$$2(E$$>$$0.1MeV)を超えると0.2%耐力及び引張強さは増加し,破断伸びは低下する傾向を示していた。また,電顕観察の結果,金属組織内にはフランクループの形成が認められた。鍛造材の引張特性は圧延材の照射挙動と一致した傾向が得られた。・「もんじゅ」構造設計方針に示される破断伸びの下限値10%に対応する限界照射量については,現行のデータからみて限界照射量を引き上げることが可能であるという見通しが得られた。2)インコネル718材・0.2%耐力及び引張強さは,照射により高温側(500$$^{circ}C$$以上)で強度の増加が認められ,破断伸びについては低下が認められた。

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