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2.0MeV/u SイオンのC薄膜透過後非平衡電荷分布測定

Non-equilibrium charge state distribution of 2.0 MeV/u S ion after passing through Carbon fiol

今井 誠*; 左高 正雄; 川面 澄*; 高廣 克己*; 小牧 研一郎*; 柴田 裕実*; 須貝 宏行; 西尾 勝久   

Imai, Makoto*; Sataka, Masao; Kawatsura, Kiyoshi*; Takahiro, Katsumi*; Komaki, Kenichiro*; Shibata, Hiromi*; Sugai, Hiroyuki; Nishio, Katsuhisa

重粒子を照射すると、弾性的散乱による弾き出しの影響に比べて、非弾性散乱を介して数桁強い照射効果(原子変位)が生じ得ることが知られている。この効果の強さや現れ方は粒子の電荷に依存するので、固体を通過中の高速重粒子の状態に関する知見を得ることは重要である。本研究は東海開発センタータンデム加速器からの高エネルギー重イオンを用いて固体通過後のイオン電荷を測定し、高速重粒子の固体通過中のイオン電荷を推定するものである。イオンエネルギー,イオン種は2.0MeV/u(64MeV),硫黄イオンである。電荷6+のイオンから電荷13+までのイオンについて、それぞれ厚さ0.9$${mu}$$g/cm$$^{2}$$から10.0$${mu}$$g/cm$$^{2}$$までの8種類の炭素薄膜で電荷分布の測定を行った。その結果、入射粒子の電荷によらず、薄膜通過後の電荷分布と電荷分布幅については6.0$${mu}$$g/cm$$^{2}$$付近でほぼ平衡値(それぞれ、12.4と1.03)に達した。

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