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OSCAARコードによるチェルノブイリ事故起因のI-131甲状腺負荷量に及ぼす防護対策効果の検討

OSCAAR code assessment of the countermeasure effectiveness on I-131 thyroid burden in Warsaw where contaminated plume by Chernobyl accidents passed

松原 武史; 本間 俊充

Matsubara, Takeshi; Homma, Toshimitsu

事故影響評価コードOSCAARの性能を評価するため、過去の実放出や測定データを用いたモデルの検証を行っている。本報告ではIAEAが主催する「放射線安全のための環境モデリング(EMRAS計画)」ヨウ素ワーキンググループで提案された、チェルノブイリ事故に起因する$$^{131}$$Iに関する線量評価シナリオにOSCAARを適用し、$$^{131}$$Iの食物連鎖及び防護対策モデルの妥当性を検討した。シナリオ提供者から提供されたポーランドマゾフシェ県ワルシャワにおける事故当時の$$^{131}$$Iの大気中濃度(Bq m$$^{-3}$$)の観測値を入力とし、牧草,牛乳中の$$^{131}$$I濃度及び$$^{131}$$Iの甲状腺負荷量の経時変化を推定した。防護対策として、牧草の摂取制限及び牛乳の廃棄が実施された。牛乳の廃棄処分を実施した場合の牛乳中濃度は最大で70Bq L$$^{-1}$$程度だが、廃棄しない場合、1000Bq L$$^{-1}$$程度となった。対策が実施された状況下でのワルシャワ住民の甲状腺負荷量は最大で1100Bqであった。これはおもにプルームの吸入に由来するものである。放牧開始の時期による牛乳中濃度への影響が極めて大きく影響することとワルシャワにおける牛乳の廃棄処分は有効に機能していたことが確認された。

no abstracts in English

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