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ウラン資源の発見は容易か?

Is it easy to discover uranium resources ?

小林 孝男

Kobayashi, Takao

世界のウラン資源量,分布,企業別所有量,鉱山の生産開発動向・将来見通し等を分析し、ウラン需給見通しを行った。この結果、ウラン鉱山の拡張・新規開発は活発に進められており、今後20年程度の比較的近い将来を見た場合のウラン需給には大きな問題がないことがわかった。一方、世界のウラン鉱床の発見量と発見年,探鉱費用などを分析した結果、最近のウラン鉱床発見効率は著しく低下しており、鉱床発見効率の低下には技術的な問題が関係していることが示唆された。鉱床発見の困難性に加え、鉱床発見から生産までのリードタイムは平均20年と長いことなどから、長期的将来においては、低コストのウラン資源がタイムリーに発見されずウラン価格が高騰する可能性が懸念される。ウラン資源はもとよりエネルギー資源に乏しい我が国としては、今後とも長期購入においては供給国の多様化に努めるとともに、自主開発輸入の比率を高める努力が必要である。また、自国のウラン資源ともいえる核燃料サイクル技術を確立し、海外依存を極力減らす努力も必要である。

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