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光ファイバを用いた「常陽」1次系配管の変位測定

Displacement measurement of the primary cooling system piping in JOYO using optical fiber

松場 賢一  ; 伊藤 主税   ; 川原 啓孝 

Matsuba, Kenichi; Ito, Chikara; Kawahara, Hirotaka

高速実験炉「常陽」では、高放射線環境下での光ファイバブラッググレーティング(FBG)センサの実用化を目的として、1次冷却系配管の変位測定を行っている。本研究では、原子炉運転中の高放射線量率環境下($$gamma$$線線量率: 約16Gy/h)での変位測定を行い、現時点までの放射線照射(積算線量: 約8.1$$times$$10$$^{3}$$Gy)が変位測定に及ぼす影響について評価した。反射光強度は、バックグランドノイズに対して十分大きい値で推移し、原子炉の運転・停止に依存した強度の変化も見られず、現時点までの放射線照射では、反射光強度の変化による変位測定への影響はないことを確認した。一方、配管サポート表面温度の変化に伴い、反射光の中心波長がシフトした。中心波長のシフト量から求めた配管サポート部の変位の測定値は、常温状態(1系冷却系ナトリウム充填前)から、ナトリウム充填による温度上昇,原子炉運転・停止による温度の上昇・下降に追随して変化した。測定値は、当該部の温度変化量に線熱膨張係数を乗じて求めた熱変位量の計算値とおおむね一致したことから、熱変位が測定されたことを確認した。

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