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犬自然発生腫瘍由来細胞株における放射線誘発細胞死の特徴

Practical research using the spontaneous neoplasm case of the dog as a particle irradiation treatment model

佐野 忠士*; 鈴木 敬子*; 夏堀 雅宏*; 柿崎 竹彦; 伊藤 尚*; 中澤 菓*; 伊藤 伸彦*; 和田 成一*; 小林 泰彦

Sano, Tadashi*; Suzuki, Keiko*; Natsuhori, Masahiro*; Kakizaki, Takehiko; Ito, Nao*; Nakazawa, Konomi*; Ito, Nobuhiko*; Wada, Seiichi*; Kobayashi, Yasuhiko

これまでTIARAにおいて3種類のイヌ株化腫瘍細胞(線維肉腫細胞,扁平上皮癌細胞,血管周囲腫細胞)を用い、プロトンや炭素線などの照射を行いLETの変化に伴う細胞致死効果の変化と、X線を基準とした場合の陽子線及び炭素線の生物学的効果比(RBE)の線量(線量率)及び細胞種の違いに依存する変化を明らかにした。これらの結果において、低LETの放射線に対し抵抗性を有する細胞に対し、高LETの重粒子線照射を行った場合、高い細胞致死効果を得ることすなわち高い治療効果が得られる可能性が示された。また線量及び線質の違いに依存したRBEの変化の傾向は、株化細胞ごとに異なる可能性が示された。これらの結果より、実際の腫瘍症例への放射線治療は、画一化した治療プロトコールを用いるのではなく、腫瘍の種類,発生部位の違い,照射に用いる放射線との関係についてより詳細に評価し、それぞれの特徴を明らかにしていくことの必要性が示された。

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