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J-PARC 50mA RFQ試作機の製作と低電力試験

Fabrication and low-power measurement of the J-PARC 50mA RFQ prototype

近藤 恭弘   ; 上野 彰  ; 長谷川 和男

Kondo, Yasuhiro; Ueno, Akira; Hasegawa, Kazuo

大強度陽子加速器計画(J-PARC)のリニアックは立ち上げ初期において、ピークビーム電流30mAの負水素を加速する予定であるが、できるだけ早い段階でピーク電流50mAを達成するよう求められている。そのため、日本原子力研究開発機構では、50mA加速に不可欠な、50mA用高周波4重極リニアック(RFQ)の開発を行ってきた。J-PARC 50mA用RFQでは、将来の高デューティー運転に対応するため、空洞構造として、銅の削りだし材を冶金的結合する構造を採用した。4分割された部品を結合するのに、今回新たに、レーザー溶接による結合を試みた。レーザー溶接によるRFQの製作は、世界で初めての試みである。本発表では、J-PARC 50mA RFQのプロトタイプとして製作した、試作空洞の製作と、低電力試験について発表する。この試作空洞は、実機の長手方向への1/3部分に相当し、実機として使用することを前提に開発された。この空洞において、機械精度の測定でも、低電力試験結果からの計算においても、必要な精度(ヴェーン先端で20$$mu$$m以下)が達成され、レーザー溶接によるRFQ製作の実現性が実証された。

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