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プラズマ電流分布再構築における非線形スカラー型平衡条件の効果

Effect of a nonlinear scalar equilibrium constraint for current profile reconstruction

栗原 研一; 川俣 陽一; 末岡 通治; 中里 命; 鈴木 隆博; 藤田 隆明; 竹永 秀信; 井手 俊介; 鎌田 裕

Kurihara, Kenichi; Kawamata, Yoichi; Sueoka, Michiharu; Nakazato, Mikoto; Suzuki, Takahiro; Fujita, Takaaki; Takenaga, Hidenobu; Ide, Shunsuke; Kamada, Yutaka

トカマク型核融合装置における高圧力プラズマの生成と安定維持にはプラズマ電流分布を能動的に制御する必要があり、その基本機能として電流分布を高精度再構築する実時間算法の開発を進めている。これまでの方法は、電流関数分布及び圧力分布を同一関数形式として自由度を下げ、プラズマ内部の離散点でのMSE計測及び外部の磁気センサーてGrad-Shafranov方程式を解く方法である。関数形式という人工的な制約条件を用いることによる求めた電流分布解の妥当性、すなわち電流及び圧力分布間の物理的整合等に課題を残すものであった。この根本的解決を図るべく、磁気計測と力学平衡の幾何学条件だけから電流分布を再構築する方法の開発を目指す。昨年度報告からの大きな違いは、計算プログラムを全面的に見直し、境界条件の合理化,アルゴリズムの最適化を徹底した点にある。

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