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光ファイバを用いた「常陽」1次系配管の振動測定

Vibration measurement of the primary cooling system piping in Joyo using optical fiber

松場 賢一  ; 伊藤 主税   ; 川原 啓孝 

Matsuba, Kenichi; Ito, Chikara; Kawahara, Hirotaka

高速実験炉「常陽」では、光ファイバを用いた高速炉プラントの健全性監視技術開発の一環として、光ファイバブラッググレーティング(FBG)センサを用いた1次系冷却系配管の振動測定を行っている。本研究では、原子炉運転中の高放射線環境下($$gamma$$線線量率:約16Gy/h)で振動測定を行い、放射線照射が振動測定に及ぼす影響を評価した。主循環ポンプの回転数をパラメータとした振動測定の結果、配管サポートの固有振動や、ポンプ回転数とインペラ数を乗じて求めた圧力脈動の計算値と一致する周波数成分が検出されたことから、圧力脈動に起因する配管振動が配管サポートを通じて測定されたことを確認した。さらに、FBGセンサの反射光強度は、原子炉の定格熱出力運転中、バックグラウンドに対し十分大きい値で推移し、原子炉運転約120日間の積算吸収線量(約4$$times$$10$$^{4}$$Gy)でもバックグラウンドのパワースペクトル強度以上の強度を有する有意な周波数成分を検出できたことから、振動測定への影響はないことを確認した。これらの測定結果から、FBGセンサを振動に起因する高速炉プラントの異常監視に適用できることがわかった。

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