コンクリート支保の劣化を考慮したニアフィールドの長期力学的挙動の検討,1; コンクリート支保劣化の力学モデル

A Study on long term behavior of the near field in consideration of concrete support deterioration, 1; Constitutive model of concrete support deterioration

重野 喜政*; 高治 一彦*; 西村 繭果*; 棚井 憲治 

Shigeno, Yoshimasa*; Takaji, Kazuhiko*; Nishimura, Mayuka*; Tanai, Kenji

高レベル放射性廃棄物処分におけるニアフィールドの力学的挙動評価手法においては、緩衝材挙動にオーバーパックの腐食膨張,自重沈下及び周辺岩盤のクリープ変形や埋め戻し材挙動を加えて力学的に連成させたニアフィールド連成解析手法の構築を行っている。本稿では、支保劣化による力学的影響を考慮するため、新たにコンクリート支保の劣化に対応する力学モデルを開発した。コンクリートの劣化モデルには、時間依存性弾塑性モデルであるFlow surface modelを用いた。降伏関数としてTrescaモデルを用いた処分坑道横置き方式の解析では、劣化に伴う軟化を表現できることが確認できた。

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