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イオンビーム変異体による植物ホルモンの感受性にかかわる遺伝子SMAP1の解明

Elucidation of SMAP1 that is involved in sensitivity to plant hormone using an ion beam-generated mutant

大野 豊; 中曽根 光; 鳴海 一成

Ono, Yutaka; Nakasone, Akari; Narumi, Issei

植物ホルモンであるオーキシンの詳細な作用機構を明らかにするため、オーキシンの情報伝達経路を阻害するp-クロロフェノキシイソ酪酸(PCIB)を用い、イオンビーム照射シロイヌナズナ種子からPCIBに対する感受性が低い${it antiauxin resistant 1-1}$(${it aar1-1}$)変異体を分離した。この変異体の責任遺伝子を同定したところ、${it At4g13520}$という機能未知遺伝子であった。この遺伝子は、推定等電点3.3の低分子タンパク質(62アミノ酸,予測分子量6.9kDa)を暗号化しており、低分子酸性タンパク質1(small acidic protein 1; SMAP1)と命名した。データベース検索の結果、${it SMAP1}$と類似した遺伝子が、ヒト,マウス,ハエ,魚、及びイネにおいて確認され、${it SMAP1}$遺伝子が動植物で保存されていることが明らかになったが、酵母及び原核生物ゲノム中には存在しなかった。この遺伝子ファミリーの機能については、どの生物においても報告がなく、本研究においてit SMAP遺伝子ファミリーの機能の一端が初めて明らかとなった。

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