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ITERだより,4

Information on ITER project, 4

森 雅博; 奥野 清; 坂本 慶司

Mori, Masahiro; Okuno, Kiyoshi; Sakamoto, Keishi

ITER参加極が試作したトロイダル磁場コイル用の導体について、スイスのSultan試験設備を使用した性能試験が実施されており、これまでにEUの導体2種類(ブロンズ法,内部拡散法),日本の導体2種類(ブロンズ法,内部拡散法)、及び韓国の導体1種類(内部拡散法)の試験が終了した。10.8Tの外部磁場下で68kAを通電して測定した分流開始温度(Tcs)は、ブロンズ法素線の場合は6.3-6.8K(暫定値)、内部拡散法素線を使った導体の場合では5.8-6.0K(暫定値)と、ITERの要求5.7K(0.7Kの裕度を含む)以上を満足する結果を得た。また、ITER用170GHzジャイロトロンの開発が、日本をはじめ、EU,ロシアで積極的に進められてきた。その中で、日本原子力研究開発機構において2006年末には、開発目標値(周波数170GHz,出力1MW以上,パルス幅500秒以上,効率50%以上)を上回る、出力1MW,動作時間800秒(連続対応),効率55%の大出力発振に成功し、ITERに必要な連続ミリ波源を世界で初めて実証した。ロシアでも、5月に0.95MWで100秒の発振に成功し、ITER用ジャイロトロンの調達に向けて着実に進展している。

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