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PETIS法による登熟期のイネにおける根から葉鞘への金属元素の移行計測

Real time monitoring of transportation of the metal elements from root to shoot of rice plant using PETIS

中西 啓仁*; 塚本 崇志*; 西澤 直子*; 森 敏*; 渡辺 智; 松橋 信平

Nakanishi, Hiromi*; Tsukamoto, Takashi*; Nishizawa, Naoko*; Mori, Satoshi*; Watanabe, Satoshi; Matsuhashi, Shimpei

鉄と亜鉛は植物に必須な元素であるが、これらの植物体内における動態には未解明な部分が多く、特に、登熟期のイネにおける金属元素の移行を直接計測した報告はない。本研究では、PETISを用いたポジトロン放出金属元素の登熟期のイネ生体内における移行を計測し、新たな知見を得ることを目的とした。開花後3週間のイネに$$^{52}$$Fe$$^{3+}$$-デオキシムギネ酸又は$$^{62}$$Zn$$^{2+}$$を経根吸収させ、それぞれの移行をPETISにより計測した。その結果、$$^{52}$$Fe, $$^{62}$$Znのいずれについても複数存在する節への蓄積が観察された。それぞれの節における$$^{52}$$Fe及び$$^{62}$$Zn移行量の解析から、先端に近い上位の節ほど単位重量あたりの蓄積量が多いことがわかり、何らかの生理的な制御により上位の節に優先的に金属元素を蓄積する仕組みの存在が示唆された。

no abstracts in English

使用言語

 :

Japanese

掲載資料名

 :

巻

 :

号

 :

ページ数

 :

発行年月

 :

発表会議名

 :

第2回高崎量子応用研究シンポジウム

開催年月

 :

2007/06

開催都市

 :

高崎

開催国

 :

日本

キーワード

 :

no keyword

特許データ

 :

PDF

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論文URL

 :

研究データの公開先DOI

 :

使用施設

 :

TIARA(イオン照射研究施設)

広報プレスリリース

 :

論文解説記事
(成果普及情報誌)

 :

受委託・共同研究相手機関

 :

東京大学

Access

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