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X線発光・吸収分光法によるCm-Phen錯体の電子状態

Electronic structure of Cm-Phen complex by X-ray emmission and absorption methods

矢板 毅; Shuh, D. K.*; 塩飽 秀啓   ; 岡本 芳浩  

Yaita, Tsuyoshi; Shuk, D. K.*; Shiwaku, Hideaki; Okamoto, Yoshihiro

Pu以降のマイナーアクチノイドは、その最外殻が閉核の6s, 6p軌道であり、内側に存在する5f軌道は化学結合に関与しないと考えられてきた。しかしながら、ある特定の化合物との相互作用において、その化学挙動の類似性が指摘されているイオン半径の同等なランタノイドと錯生成度定数の観点などで違いが見いだされることが近年明らかになってきた。この現象を解明するために本研究では、X線吸収及び発光分光法により錯体の荷電子帯の電子状態について検討した。各エネルギー(図中左エネルギー)において照射されたCm-Phen錯体の発光スペクトルの変化を検証するため、フリーPhenのスペクトルとの比較を行ったところ、Cm錯体において明確な変化が認められた。この変化については、DFT計算により、5f電子が関与する共有結合相互作用に由来する物であると結論づけられた。

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