検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

核融合と超伝導技術

Nuclear fusion and superconducting technology

島本 進*

Shimamoto, Susumu*

トカマク型核融合実験炉への適用を目的として、旧日本原子力研究所では1976年に超伝導コイルの研究開発を開始した。その第1段階では、直流通電のトロイダル・コイルの開発としてクラスター・テスト計画及びLCT計画を実施した。前者では高磁界化を目的にNb$$_{3}$$Sn導体の先進的開発を、後者ではコイル大型化を目的にNbTi材による大電流導体開発を行い、数年後に目標を達成した。第2段階として、パルス通電のポロイダル磁場コイルの開発である実証ポロイダル・コイル計画を1985年から着手した。これは、強制冷却導体の大口径ソレノイドで8Tまで数秒間の立ち上げを目標とするもので、成功裏に達成できた。これらの成果に立ち、国際熱核融合実験炉ITERの工学設計の中で、中心ソレノイド・モデル・コイル計画を開始し、その実施場所として那珂研究所が選定された。多くの技術的課題を乗り越え2000年に13Tのパルス動作など、目標を達成した。その後のITERの建設において、このような実績が高く評価され、日本は超伝導コイルの主要部分の多くを分担することが決まった。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.