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9Cr-ODS鋼被覆管のクリープ変形に伴う微細組織の変化

Microstructural change during creep deformation on 9Cr-ODS steel fuel cladding tube

Kim, S.-W.; 大塚 智史   ; 皆藤 威二 ; 井上 賢紀 

Kim, S.-W.; Otsuka, Satoshi; Kaito, Takeji; Inoue, Masaki

高速増殖炉燃料被覆管用酸化物分散強化型鋼(9Cr-ODS鋼)の優れた高温強度特性を決める組織因子としては、おもに微細に分散した酸化物粒子を中心にフェライト/マルテンサイトの2相構造複合組織、M$$_{23}$$C$$_{6}$$やTiCなどの析出相などが挙げられる。本研究は、9Cr-ODS鋼被覆管のクリープ変形に伴うさまざまな組織の変化を評価し、高温強度特性に及ぼす微細組織因子の影響を解明することを目的とした。9Cr-ODS鋼の被覆管におけるフェライト相(残留$$alpha$$相)は、冷間圧延により強加工されたためその形態を正確に識別することが困難であったが、さまざまな組織観察手法を組合せることでその定量的な識別が可能となった。その結果、過剰酸素(Ex.O)混入量の増減によって微細組織が異なっていることがわかった。Ex.O混入量が減少すると、より微細な酸化物粒子が密に分散しているとともにM$$_{23}$$C$$_{6}$$及びTiCの炭化物が増加し、残留$$alpha$$相の体積率が増加している。これらの組織因子によって、Ex.O混入量による高温強度特性の変化が生じると考えられる。講演では、クリープ変形に伴うこれら微細組織因子の変化に注目した微細組織観察結果について報告する。

no abstracts in English

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