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断層活動に伴う水素ガス発生の検討; 立坑発破・岩石破壊実験の結果

Examination of H$$_{2}$$ gas emission due to fault activity; Approach to rock fracture and blast experiments

黒澤 英樹; 石丸 恒存 ; 丹羽 正和   ; 島田 耕史   

Kurosawa, Hideki; Ishimaru, Tsuneari; Niwa, Masakazu; Shimada, Koji

断層活動は、周辺岩盤に対して破断・変形といった力学的な影響を及ぼすとともに、物質移行経路の形成や変化など水理学的にも影響を及ぼすと考えられる。放射性廃棄物の地層処分など、大深度地下構造物を建設する場合には、地域周辺に分布する断層の活動性や断層活動に伴う影響範囲をさまざまな調査手法の組合せによって適切に把握することが必要となる。このような断層活動の影響にかかわる調査手法の一つとして、断層破砕帯などから放出されるガスのうち、おもに水素ガスを利用した調査手法の適用性の検討を進めている。本研究の結果から、携帯型水素ガス検知器による手法において、岩盤破壊に伴うラジカル反応によって発生する水素ガスを検知できることを確認するとともに、水素ガス測定値が、岩石中の含水状態や割れ目の特徴(密度や方向など)を反映している可能性があることが示された。今後は、本手法を用いた実験及びフィールドデータのさらなる蓄積に加え、CO$$_{2}$$, CH$$_{4}$$, Heなどの断層ガスも測定し、断層調査手法としての適用性について総合的に検討を進める。

no abstracts in English

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