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核燃料物質等の輸送における表面密度限度値の見直し検討,2-2; 核種ごとの危険度を取り入れた表面汚染限度値の検討

Study of regulation limits on non-fixed surface contamination for the safe transport of radioactive materials, 2-2; Nuclide specific analysis for surface contamination limits

宗像 雅広 ; 手塚 広子*; 松浦 康孝*

Munakata, Masahiro; Tezuka, Hiroko*; Matsuura, Yasutaka*

TECDOC-1449では、放射性物質の輸送における輸送物非固定性表面汚染からの被ばく線量を49核種に対して評価した。本検討は、日本における輸送の実態調査に基づく合理的な被ばく評価モデルによる表面密度限度値の導出を行い、TECDOC-1449のモデル評価値と比較して限度値適用時の留意点を検討した。その結果、TECDOC-1449のモデルから試算された最も厳しいAc-227の限度値は0.03Bq/cm$$^{2}$$となり、本検討での値(0.63Bq/cm$$^{2}$$)に比べ1桁程度小さい値を示している。これはTECDOC-1449のモデルが、表面に付着した核種の全量が吸入被ばくに寄与する等の保守的な仮定を用いているためと考えられる。本検討においては、表面汚染物質のはく離割合を考慮した吸入被ばくシナリオを設定して評価したところ、吸入被ばくが決定経路となる核種において、TECDOC-1449のモデルから算出された限度値に比べおおむね大きな値を示した。このことから、TECDOC-1449のモデルからの限度値の算出とその基準への適用時にはその保守性に対するより詳細な検討が必要であることが示唆される。

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