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Heisenberg模型の1次元化の解析

Analysis of "one-dimensionalization" in Heisenberg model

五十嵐 亮; 山田 進  ; 町田 昌彦  ; 小形 正男*

Igarashi, Ryo; Yamada, Susumu; Machida, Masahiko; Ogata, Masao*

三角格子上のハイゼンベルグ模型の一般化として、次のハミルトニアン$$H = J_{1} sum_{(i,j)} S_{i} cdot S_{j} + J_{2} sum_{{i,j}} S_{i} cdot S_{j}$$を考える。ただし、$$(i,j)$$は1次元鎖方向、$${i,j}$$はそれ以外の最隣接スピンについて和をとるとする。このモデルに対し、$$J_{2}$$を1より小さくし1次元モデルに近づけていくと、$$J_{2}sim 0.8$$程度で、三角格子で期待される120度構造の反強磁性秩序状態から1次元に近い基底状態に転移する、すなわち、一次元の基底状態が比較的すぐに、$$J_{2}$$減少とともに実現されるとの報告がある。逆にみると、1次元に近い性質が広いパラメータ領域で実現しているとみることができる。そこで、開発中の2次元DMRG法やALPSプロジェクトの量子モンテカルロ法を用いて、多様な物理量を計算し、この1次元化現象がどのように観測されうるかを調べた結果を報告する。

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