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シリンジを用いたイレウスチューブのバルーン内圧制御

Control of balloon internal pressure in an ileus tube by using a syringe

石川 信治*; 関 健史*; 長縄 明大*; 岡 潔; 芳野 純治*

Ishikawa, Shinji*; Seki, Takeshi*; Naganawa, Akihiro*; Oka, Kiyoshi; Yoshino, Junji*

現在、小腸内を診断する方法として、ダブルバルーン内視鏡やカプセル内視鏡が注目されているが、これらの内視鏡は癒着や狭窄があるイレウス患者に対して適用が制限される場合がある。そこで著者らはイレウスチューブの内腔に外径1.1mmの極細光ファイバスコープを挿入し、イレウス患者へ適用可能な新しい小腸内視鏡の研究開発を行っている。本内視鏡では、腸閉塞治療後に体内から引き抜く際に、イレウスチューブのバルーン内圧を調整しながら手繰り寄せられた腸管を一定速度で解放させ、小腸全域を検査することを検討している。これまでに、イレウスチューブのバルーンと水圧シリンダを用いた内圧制御システムを開発し、その有用性を確認した。本研究では、衛生面や患者への配慮を行い、病室への持ち込みを可能にする装置を検討する目的で、医療現場で用いられる汎用シリンジを用いた制御システムを構築し、その制御性能を検証した。その結果、制御を行わない場合では、基準圧力より約2.6kPaの圧力上昇が生じ、その状態で整定したのに対して、制御を行った場合では、最大約2.2kPaの圧力上昇が起こったが、加圧開始約5秒後には初期圧力に整定させることができ、本手法の有効性が確認できた。

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