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Thirty years operating experience at the experimental fast reactor Joyo

高速実験炉「常陽」の30年間の運転実績

前田 幸基; 青山 卓史 ; 坂場 秀男; 吉田 昌宏 ; 鈴木 惣十

Maeda, Yukimoto; Aoyama, Takafumi; Sakaba, Hideo; Yoshida, Akihiro; Suzuki, Soju

高速実験炉「常陽」は日本で最初に建設された高速増殖炉である。「常陽」の建設の目的は、設計,建設,運転を通してナトリウム冷却型高速増殖炉の技術的知見を得ること及び高速増殖炉の燃料・材料開発のための高速中性子照射炉として利用することである。「常陽」は1977年の初臨界以来、順調に運転されてきた。この30年間の運転実績は、ナトリウム冷却型高速炉の安全性と信頼性を示すものであり、高速増殖炉の開発に多大な貢献をしてきた。1982年には照射試験用のMK-II炉心に改造され、原型炉「もんじゅ」や後続炉のための種々の照射試験が実施された。さらに、2003年には照射試験能力を向上させるため、より高性能なMK-III炉心への改造が行われ、MA含有MOX燃料の照射試験やODS鋼の照射試験等が行われた。これらの成果は、FaCTプロジェクトをはじめとしてGenerationIV等の国際協力にも活用される。今後も「常陽」は世界でも数少ない高速中性子照射炉として高速増殖炉開発に貢献していくとともに、基礎・基盤的な研究用途への利用拡大も図っていく。

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