高速増殖実証炉に向けた高温材料技術開発,2; 材料強度基準

Development of elevated temperature materials technology toward the demonstration reactor of JSFR, 2; Development of materials strength standard

永江 勇二 ; 若井 隆純 ; 小原 智史; 浅山 泰 ; 鬼澤 高志*

Nagae, Yuji; Wakai, Takashi; Obara, Satoshi; Asayama, Tai; Onizawa, Takashi*

設計寿命が60年のJSFRでは、高い低熱膨張と強度の観点から改良9Cr-1Mo鋼を冷却系全般に適用するとしている。これまでの基準は設計寿命30年に対するものであり、60年設計に対する材料強度基準が必要となる。また、改良9Cr-1Mo鋼の溶接継手については、長時間側でクリープ強度が低下する現象(Type IV破壊)が認められており、溶接継手強度評価法を整備していくうえで考慮しなければならない。本報告では、設計寿命60年への対応方針を示すとともに、改良9Cr-1Mo鋼の材料強度基準作成に向けた検討状況について報告する。

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