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我が国の原子炉水化学技術集団の成立とその役割

Formation and role of the Community for Water Chemistry Engineering in Japan

内田 俊介

Uchida, Shunsuke

軽水炉では、水は中性子減速材であると同時に、燃料からのエネルギーをタービンに輸送し、発電する基幹構成材である。高温高圧の水で燃料を効果的に冷却し、一方で、ボイド反応度などで、原子炉の安全性にもかかわるが、燃料被覆材,構造材との相互作用の結果、腐食に伴うさまざまな派生効果を生じ、しばしばプラントの信頼性にかかわる問題の要因となる。原子炉の水化学は、冷却水の化学制御を通して、プラントの安全性・信頼性の確保に寄与することを目的とする、化学,材料,熱流動などの複数の分野にまたがる学際,技術際の学問であり、システム技術である。本稿では、我が国で、原子炉の水化学が、ひとつの学問体系あるいは技術分野として、生まれ育ってきた過程を紹介し、期待される役割とその有効性について解説する。

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