検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

ポジトロンイメージングを用いた植物体内における亜鉛とカドミウムの動態解析

Dynamic analysis of zinc and cadmium in intact plants using $$^{65}$$Zn and $$^{107}$$Cd

鈴井 伸郎; 山崎 治明; 石井 里美; 河地 有木; 藤巻 秀

Suzui, Nobuo; Yamazaki, Haruaki; Ishii, Satomi; Kawachi, Naoki; Fujimaki, Shu

$$^{65}$$Zn及び$$^{107}$$Cd(半減期:6.5時間)を用いてポジトロンイメージングを行い、植物体内における亜鉛とカドミウムの動態を比較した。まず、異なるキャリア濃度のトレーサー溶液を投与した際の動画像から、亜鉛とカドミウムの吸収過程における基質特異性(Km)を算出したところ、両元素において大きな違いは見られなかった。次に、投与した$$^{65}$$Zn及び$$^{107}$$Cdの根における存在量の経時変化について、詳細な解析を行った。その結果、$$^{65}$$Znの根における存在量は3時間をピークに達し、その後に減少していくのに対し、$$^{107}$$Cdの根における存在量は3時間の間に急速に増加した後も、徐々にではあるがさらに増加することが確認された。これは根から吸収された元素が導管へ積み込まれるまでの過程において、亜鉛とカドミウムで異なっていることを示唆するものであり、特に根の細胞内の液胞に隔離される量に大きな違いがあると考察した。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.