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放射性臭素$$^{76}$$Brの製造法の開発

Production of radioactive bromine $$^{76}$$Br

渡辺 智; 渡邉 茂樹; 飯田 靖彦*; 花岡 宏史*; 遠藤 啓吾*; 石岡 典子

Watanabe, Satoshi; Watanabe, Shigeki; Iida, Yasuhiko*; Hanaoka, Hirofumi*; Endo, Keigo*; Ishioka, Noriko

現在PET診断に用いられている核種は半減期が2時間以下と短いため、抗体のような集積が遅い薬剤には使えず、また、サイクロトロンの併設を必要とする。これを解決するために、本研究では新規ポジトロン放出核種として半減期が16.2時間の$$^{76}$$Brの製造法の開発を行った。セレン化銅をターゲットとし、$$^{76}$$Se(p,n) $$^{76}$$Br反応を用い、原子力機構のTIARA-AVFサイクロトロンからの20MeV, H$$^{+}$$ビームで照射をして$$^{76}$$Brを製造した。ターゲットからの$$^{76}$$Brの分離には乾式蒸留法を用いた。この乾式蒸留法において、ターゲットの保持材として石英ボートからタングステン板に換えることにより、ターゲットの再照射・再分離を可能にした。また、乾式蒸留法における電気炉の温度を検討した結果、30%程度の回収率を約80%にまで向上させることに成功した。現在では安定的に$$^{76}$$Brの製造が行えるようになっている。

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