検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

ジルコン(U-Th)/He年代法におけるジルコン分解法

Zircon digestion method for zircon (U-Th)/He dating

山田 国見; 山崎 誠子

Yamada, Kunimi; Yamasaki, Seiko

ジルコン(U-Th)/He年代測定において、ヘリウム定量後のジルコンは溶液化されICP-MSによりウラン・トリウムの含有量が定量される。溶液化の手法としてはアルカリ溶融法と酸分解法があり、これまで東濃地科学センターではアルカリ溶融法を用いてきた。アルカリ溶融法は酸では非常に溶解の困難なジルコンを比較的容易に分解できるが、溶液中に高濃度の塩(東濃においてはリチウム)を含むため、そのまま分析するとマトリクス効果を生じるほかにICP-MSのリチウムブランクの上昇やリチウム析出による全体的な感度低下の恐れ等の問題がある。そのため、アルカリ溶融後の固相抽出法による脱塩処理を検討している。固相抽出法で問題となる回収率については、本研究では試料の全量回収を目標とし、回収率の平均値と偏差を評価している。また、未知試料測定の際には同時に濃度既知の試料による抽出を行い、一種の外部標準として利用する予定である。本発表では、このような操作・作業の現状を報告し、今後の方針等について研究者らと情報交換する。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.