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北海道北部、幌延地域西部の地すべり地形

Landslides in the western part of Horonobe area, northern Hokkaido, Japan

宮坂 省吾*; 新里 忠史  ; 重野 聖之*

Miyasaka, Seigo*; Niizato, Tadafumi; Shigeno, Kiyoyuki*

高レベル放射性廃棄物の地層処分における安全評価シナリオの構築では、自然現象の発生傾向と規則性を理解し、それら自然現象による地質環境への影響を考慮しつつ、数万年以上の長期に渡るサイトの変遷を記述することが必要であり、このための調査・評価技術の整備が課題となっている。自然現象のうち侵食作用は、処分施設と地表との距離を減少させ、処分施設周辺の地質環境条件を変化させる可能性があり、サイトの変遷をモデル化する際に考慮すべき重要な自然現象である。そこで、本論では、北海道北部の幌延地域を事例として、侵食作用に関する調査研究のうち、地すべりと地質分布及び気候条件との関連性を検討した。地形図と空中写真の判読により作成した地すべり分布図と既存の地質情報を比較した結果、本地域の地すべりには偏在性が認められ、地層に層理面が発達し斜面表層での物理的風化が著しく、地形が中起伏をなす地域に多く分布することが明らかとなった。また、地形学的特徴から推定される地すべりの形成時期は、温暖な時期の後氷期以降から現在であり、それ以前の著しく寒冷な最終氷期には、地表面での凍結融解作用に起因する面的な侵食作用が卓越していたことが推定された。

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