レーザー溶接補修技術の標準化に向けた研究開発,10; コールドスプレー及びレーザー照射による溶接法の高度化に向けた検討

Study on standardization of laser welding technologies, 10; Study on accuracy improvement of repair technologies with cold spray and laser welding

矢田 浩基 ; 山田 知典; 村松 壽晴; 深沼 博隆*; 天谷 浩一*; 漆崎 幸憲*

Yada, Hiroki; Yamada, Tomonori; Muramatsu, Toshiharu; Fukanuma, Hirotaka*; Amaya, Koichi*; Urushisaki, Yukinori*

コールドスプレーによる溶接金属粉の積層とファイバーレーザー照射による溶接を組合せた溶接補修技術の高度化に向けて、コールドスプレーで使用する溶接金属粉粒径の見直し、レーザー照射条件をパラメータとしたレーザー溶接試験及び補修後の強度評価を行った。試験は試験片母材に模擬欠陥を付与したSUS304、溶接金属粉にSUS304粉末を用いて、模擬欠陥の補修を行った。溶接金属粉は、コールドスプレーした際の母材への密着効果を高めるため粒径約40mとした。レーザー照射は400Wのレーザーを用いて走査速度、ハッチングピッチ、走査回数をパラメータとした試験を行い、断面観察により溶接金属粉の溶込みを観察し、最適な条件を決定した。補修試験片の強度評価の結果、多少のばらつきがあるものの引張強さは母材に近い強度まで回復が見られた。

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