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高速炭素クラスターイオン照射によるサファイアからの発光過程の研究

Study on the process of ionoluminescence from sapphire irradiated with swift carbon cluster ion

柴田 裕実*; 齋藤 勇一; 千葉 敦也; 山田 圭介; 高橋 康之*; 鳴海 一雅; 田口 光正

Shibata, Hiromi*; Saito, Yuichi; Chiba, Atsuya; Yamada, Keisuke; Takahashi, Yasuyuki*; Narumi, Kazumasa; Taguchi, Mitsumasa

クラスターイオン照射による標的の軌道電子の励起と欠陥形成に着目して、イオン誘起発光の観測からクラスターイオンの照射効果について調べるのが本研究の目的である。今回は、発光過程が比較的良くわかっているサファイアを標的として、TIARA3MVタンデム加速器からのエネルギー0.5$$sim$$1.5MeV/atomのC$$_{1}$$$$^{+}$$$$sim$$C$$_{8}$$$$^{+}$$イオンを照射したときの発光強度を照射量の関数として測定し、比較した。その結果、発光量はクラスター構成原子数が大きくなるにつれて増加するが、1原子あたりの発光量を単原子の発光量で除した比は1よりも小さくなり、クラスター構成原子数が大きくなるほどその比が小さくなった。この減少傾向は、クラスターを一つの融合した原子と考えて計算した阻止能のクラスター構成原子数依存性と一致し、発光とクラスターイオンの阻止能に相関があることが示唆された。

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