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高磁場下にある磁性体の陽電子消滅寿命測定

Measurement of positron annihilation lifetime of ferromagnetic material under high magnetic field

前川 雅樹; 河裾 厚男; 斎藤 峯雄*

Maekawa, Masaki; Kawasuso, Atsuo; Saito, Mineo*

スピン偏極陽電子ビーム研究グループでは、高スピン偏極陽電子線源を用いた磁場印加下にある強磁性体の陽電子消滅$$gamma$$線のドップラー広がり測定を行い、電子運動量分布の磁場反転効果の観測に成功している。一方、陽電子寿命測定から得られる電子密度についても、陽電子が十分に偏極していれば、偏極電子密度が偏極寿命成分として検出できると考えられる。しかし、これまでそのような報告はなされていない。現在、Na-22線源を用いた従来型の寿命測定装置で、磁場印加下にある焼鈍鉄試料の測定を行っており、磁場極性を入れ替えた際の寿命の違いの検出を試みている。鉄の場合では、正負の磁場での寿命差は10ps程度と見積もられている。実際には陽電子の偏極率がかかり、数psの差となって検出されると考えられる。このような寿命値の差は検出可能であるもののわずかであり、系統的なデータの蓄積が必要である。現在実験データの収集を行っている。

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