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放射線橋かけ技術を用いたゲルの創生研究とゲル線量計への展開

Study on the preparation of hydrogels by using a radiation crosslinked technique and its application to gel dosimeters

廣木 章博

Hiroki, Akihiro

放射線橋かけ技術を用いた多糖類ゲルの創生に関する原子力機構のこれまでの取り組みや実用化した製品(創傷被覆材やランプシェード)を紹介するとともに、最近注目されている2つのトピックスについて、紹介した。(1)金属材種判定ゲルの開発。金属スクラップ材のリサイクル促進のため、オンサイトでの簡便な金属材種判定法が求められている。放射線橋かけ技術により作製したポリビニルアルコールやヒドロキシプロピルセルロース(HPC)のゲル中に発色試薬: 1,10-フェナントロリンを含む酸性水溶液を吸収保持させることで、銅合金中の鉄の有無を5分で判定、さらに含有量を定量できる材種判定ゲルを作製した。(2)ポリマーゲル線量計の開発。放射線治療における線量分布評価ツールとなるポリマーゲル線量計を放射線橋かけ技術を用いて作製した。透明性の高いHPCゲルと低毒性のメタクリル酸エステルから成るポリマーゲル線量計は、放射線治療線量に相当する2Gy程度で白濁した。白濁度合いの尺度である吸光度と線量のプロット(検量線)に基づき、照射した線量の見積もりが可能となっている。

no abstracts in English

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