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軽水炉安全対策のための高性能監視システムの開発,6; 高温型MIケーブルの電気的特性への影響

Research and development of high-performance monitoring systems for safety measures of LWRs, 6; Effect on electrical properties of high temperature-typed mineral insulated cables

柴田 裕司 ; 武内 伴照   ; 上原 聡明; 松井 義典 ; 土谷 邦彦 ; 山村 千明*; 三浦 邦明*

Shibata, Hiroshi; Takeuchi, Tomoaki; Uehara, Toshiaki; Matsui, Yoshinori; Tsuchiya, Kunihiko; Yamamura, Chiaki*; Miura, Kuniaki*

東京電力福島第一原子力発電所事故への教訓として、原子力施設で過酷事故が発生した際、プラントの状態を監視し、常に状況把握を図る必要がある。本研究では、被覆材及び絶縁材の異なる高温型MIケーブルを試作し、軽水炉定常運転時及び過酷事故を模擬した炉外加熱試験により、MIケーブルの電気的特性への影響を調べた。その結果、第1回目の耐熱試験前後において、Al$$_{2}$$O$$_{3}$$絶縁材を使用したMIケーブルに対し、MgOを用いたMIケーブルの体積固有抵抗値が大きく変化した。一方、第2回目以降の耐熱試験では、全MIケーブルの体積固有抵抗値はほぼ一定の値であり、安定していた。これは、MgOの水和物もしくは結晶水等が1000$$^{circ}$$Cまで加熱されることにより、脱水現象等が起こるものと考えられる。このことからシース材の破損がない限り、芯線と被覆間の絶縁抵抗は保持されていることが分かり、過酷事故で想定される1000$$^{circ}$$Cまでの計測が可能であると示唆される。

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