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清酒酵母の遺伝子機能解析による新規酵母選別法の開発,3

Genome sequence analysis of high ethyl caproate producing sake yeasts generated by ion beam breeding, 3

増渕 隆*; 渡口 和樹*; 池永 裕*; 林 秀謙*; 佐藤 勝也; 大野 豊

Masubuchi, Takashi*; Toguchi, Kazuki*; Ikenaga, Hiroshi*; Hayashi, Hidenori*; Sato, Katsuya; Ono, Yutaka

群馬県では、オリジナルの吟醸用清酒酵母を開発するために、$$^{12}$$C$$^{5+}$$(220MeV)のイオンビーム照射による突然変異で新たな吟醸用清酒酵母の開発を行っており、これまでに吟醸酒特有の香気成分であるカプロン酸エチルを高生産する優良清酒酵母(No.227)を選抜した。しかしカプロン酸エチル高生産酵母は発酵能が弱くなることがあり、また、変異株の選抜・機能評価は多大な手数と時間を必要とし、研究の遂行を困難にする一因となっている。本研究はNo.227とその親株である清酒酵母きょうかい901号(ky901)の全ゲノムDNA塩基配列を解読し、比較ゲノム解析することで、酵母選抜のメルクマールとなる香気生成能・発酵能に関与する遺伝子群を特定すること目的として行った。その結果、No.227において、ky901と異なる表現形質であるカプロン酸エチル高生産性、アルコール発酵能の低下への関与が示唆される遺伝子群を推定することができた。しかし、得られたゲノムDNA情報はまだギャップを多く含んでおり、さらにゲノム解析を進め、これら遺伝子群への突然変異を確認する必要があると考えられる。

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