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蛍光板によるオートラジオグラフィ技術の開発

Development of a novel autoradiography technique using fluorescent plates

酒井 卓郎; 飯倉 寛  ; 松林 政仁  ; 栗田 圭輔*  ; 河地 有木*

Sakai, Takuro; Iikura, Hiroshi; Matsubayashi, Masahito; Kurita, Keisuke*; Kawachi, Naoki*

オートラジオグラフィ法は、RI等のトレーサーが生体内でどのように分布しているかを可視化する手法として広く利用されている。また、福島第一原子力発電所事故以降、放射性セシウムが広く環境中に拡散し、その移行・集積の過程を観察する手法としても注目されているが、オートラジオグラフィ法は、RIから放出される電離放射線の強度分布をイメージングプレート等で観察するバッジ法であり、経時的な変化を観察することは困難であった。今回、蛍光板と冷却CCDカメラを利用した新たな撮影方法を開発した。放射性セシウム($$^{137}$$Cs)からの$$beta$$線の最大エネルギーは、512keV(94.4%), 1176keV(4.6%)であるため、薄い金属箔であれば十分透過することが見込まれる。そのため、蛍光板はアルミ箔の上に蛍光体粉末(ZnS:Ag)を塗布することで製作した。被写体は$$^{137}$$Csを吸収したダイズの葉であり、$$beta$$線による発光を冷却型CCDカメラにより撮影した。その結果、葉脈に集積した$$^{137}$$Csをはっきりと画像化できた。本手法は、植物が生息できる環境下での経時的な連続撮影も可能であるため、トレーサーの移行過程を観察することも容易である。

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