検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

J-PARC重イオン衝突実験で狙う物理

Physics aimed at the J-PARC heavy-ion collision experiment

佐甲 博之   

Sako, Hiroyuki

RHIC, LHCの重イオン衝突実験においてはQCD相図の高温・低バリオン密度領域でQGPが発見された。一方、J-PARCで実現可能な核子・核子重心系エネルギー2-6GeVにおける重イオン衝突では、原子核密度の8-10倍程度の中性子星内部に匹敵する高密度物質が生成されQCD相構造の探索が可能と考えられている。J-PARCにおいては重イオン入射器を新設し、既存の3GeVと50GeVのシンクロトロンを使用することにより、核子当たり20GeVの世界最高レベルの1011Hzの大強度重イオンビームの加速が実現可能である。J-PARCにおける重イオン衝突実験は、ハドロン、レプトンを大立体角で測定可能である。特に事象毎の保存量の高次揺らぎを精密に測定し、STARで観測されているゆらぎの増加の検証を行い、臨界点の探索を行う。また、電子対, ミューオン対によりベクトル中間子の不変質量スペクトルの精密測定を行い、カイラル対称性の回復度を求める。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.