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高速摩擦試験により断層ガウジ模擬物質中に形成されたCCAの特徴

Features of CCA formed in simulated fault gouges during high-velocity friction experiments

清水 麻由子   ; 大橋 聖和*; 丹羽 正和   

Shimizu, Mayuko; Ohashi, Kiyokazu*; Niwa, Masakazu

断層の活動性評価の鍵となり得る鉱物・化学組成の変化や変形組織などの特徴を的確に捉えることを目的として、断層ガウジを模擬するように鉱物組成を調整した人工試料に対し回転式高速剪断摩擦試験機を用いた高速摩擦試験を行い、試験後の試料に対して組織観察や電子プローブマイクロアナライザによる面分析を実施した。その結果、一部の試料のガウジ中に、clay-clast aggregate(CCA)とみられる組織が生じていることが明らかになった。CCAは、岩片や鉱物片の周りを細粒の粘土質物質が同心円状に取り囲んだ組織であり、地震性すべり速度における摩擦実験で形成されたとの報告があるほか、天然の活断層でも確認されている。したがって、CCAの産状や化学組成に着目することにより、地震性の断層すべりを特徴づけるような物理的・化学的変化を見出すことができる可能性がある。

no abstracts in English

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