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Corrosion properties of PCV equivalent materal for simulated severe accident

過酷事故模擬環境におけるPCV相当材の腐食特性

中野 寛子  ; 武内 伴照   ; 大塚 薫 ; 広田 憲亮   ; 土谷 邦彦 

Nakano, Hiroko; Takeuchi, Tomoaki; Otsuka, Kaoru; Hirota, Noriaki; Tsuchiya, Kunihiko

東京電力福島第一原子力発電所(1F)事故では、冷却機能を喪失した炉心で核燃料が溶融・落下し、これにより格納容器内は、窒素, 水素, 水蒸気, 酸素及び核分裂生成物の混合ガス等で暴露されたと推測されるが、混合ガス雰囲気における構造材料の腐食損傷の影響を明らかにされていない。本研究では、1F格納容器相当材として炭素鋼SPV355及びオーステナイト系ステンレス鋼SUS304を選定し、燃料破損時に放出されるヨウ素に着目した過酷事故模擬環境の腐食特性を評価した。まず、TG-DTA装置により、700$$^{circ}$$C及び1000$$^{circ}$$Cのairもしくはair/H$$_{2}$$O雰囲気に暴露した。次に、I$$_{2}$$/H$$_{2}$$O及びI$$_{2}$$/O$$_{2}$$/H$$_{2}$$O雰囲気で1000$$^{circ}$$C$$times$$96hの電気炉加熱試験を行った。各試験後、SEM/EPMA表面分析を行った。この結果、air及びair/H$$_{2}$$O雰囲気暴露試験後の試料表面には均一な酸化皮膜が形成された。一方で、I$$_{2}$$/H$$_{2}$$O及びI$$_{2}$$/O$$_{2}$$/H$$_{2}$$O雰囲気では、各試料表面に厚みの不均一な腐食生成物が形成され、剥離しやすいことが観測されたことから、ヨウ素含有条件において腐食が促進される傾向にあることが示唆された。

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