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松林におけるCs-137の動態調査

Research of dynamics varying radiocesium concentration in soil

前原 勇志

Maehara, Yushi

環境監視課では、再処理保安規定等に基づいて、再処理施設周辺の環境モニタリングを実施している。このモニタリング結果において、東京電力ホールディングス福島第一原子力発電所(以下、「1F」という)事故の影響により様々な環境試料でCs-137濃度が上昇した。1F事故から約8年が経過した現在においては、ほとんどの環境試料中のCs-137濃度は、物理的半減期あるいは、風雨などの自然要因によって単調な減少傾向を示している。しかし、土壌のモニタリング結果においては、単調な減少傾向は見られず、大きな変動を示している。この変動は、Cs-137濃度が土壌よりも1桁以上高いリター(腐葉土)が、土壌採取時に土壌試料に混入していることで生じているものであることが分かった(平成29年度若手研)。リターに保持されたCs-137は、リターの分解に伴って土壌へ移行すると考えられるため、土壌採取時にリターの混入を防いだとしても、モニタリング結果に大きな影響を与えることが予想される。本調査では、リターバックを用いて、その重量変化からリターの分解速度を求め、分解に伴うCs-137の濃度変化について調査を行った。また、リタートラップを用いて、地表面へ新たに供給されるリターフォール(落葉物)のCs-137量について調査を行った。

no abstracts in English

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