東海再処理施設の廃止措置,3; 廃棄物発生量及び廃止措置費用の評価

Decommissioning of Tokai Reprocessing Plant (TRP), 3; Evaluation of waste generation and decommissioning cost

橋本 孝和; 岡野 正紀 ; 田口 克也; 永里 良彦 

Hashimoto, Kowa; Okano, Masanori; Taguchi, Katsuya; Nagasato, Yoshihiko

再処理施設は、多数の施設が点在し、小口径配管や小型機器が多く系統も複雑であるうえ、広範囲に汚染されている。このような特徴を踏まえ、廃止措置計画の策定に当たり、廃棄物発生量及び廃止措置費用の評価は、複雑かつ複数の施設に対して共通的な条件下で合理的に行った。廃棄物は、施設ごとに全ての対象物をリスト化し、過去の工事実績や廃棄物容器の条件及び想定される処分場の濃度条件等から、処分区分毎の重量及び廃棄体数に整理した。廃止措置費用のうち、解体費は、他の原子力施設の実績から施設の特徴や構造、解体方法の類似性を考慮した評価式に基づき算出し、廃棄物の処理処分費用は、廃棄体化処理施設の建設・運転費を考慮のうえ、廃棄体数に処理や処分の単価を乗じて求めた。本発表では、廃棄物発生量及び廃止措置費用の算出の考え方について報告する。

The Tokai Reprocessing Plant has many facilities, various installation and complicated systems, which are contaminated by radioactive materials. Based on this feature, JAEA estimated its waste generation and the cost for decommissioning by using common and reasonable condition for many and complicated facilities.