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Cl濃度と$$delta$$$$^{37}$$Clによる拡散場の評価

Diffusive migration of chloride ion evaluated by vertical profile of concentration and stable isotope ratio

長谷川 琢磨*; 中田 弘太郎*; 宮川 和也   

Hasegawa, Takuma*; Nakata, Kotaro*; Miyakawa, Kazuya

令和2年度以降の幌延深地層研究計画において原子力機構が取り組んでいる課題の1つである「地殻変動に対する堆積岩の緩衝能力の検証」では、地下水流れが非常に遅い領域を調査・評価する技術の高度化に取り組んでいる。本研究では、北海道幌延町において掘削されたボーリングコア試料を用いて、間隙水中のCl濃度と$$delta$$$$^{37}$$Clの分布を調査し、拡散方程式による評価を試みた。その結果、HDB-3ではClの流出が拡散によるものであると推定され、約50-100万年の現象であると推定された。HDB-6では、声問層では拡散が支配的と考えられたものの、稚内層では明確ではなく、移流の影響も受けている可能性があると考えられた。ただし、本地域では、深部のCl濃度や$$delta$$$$^{37}$$Clの違いからも明らかなように、水岩石相互作用の影響を強く受けているため、拡散場を議論する際には、これらの影響の検討も必要と考えられる。

no abstracts in English

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