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ミュオン捕獲後の粒子放出

Particle emission following muon capture

湊 太志   ; 内藤 智也*; 岩本 修  

Minato, Futoshi; Naito, Tomoya*; Iwamoto, Osamu

ミュオンは大気中で作られる放射線の一つであり、絶えず地上に降り注いでいる。ミュオンが原子核に捕獲されると、原子核は高い励起状態になり、そこからの脱励起に伴って様々な粒子が放出される。特に荷電粒子は回りの物質を電離するなどその影響が大きく、半導体の中で無視できない数のソフトエラーを起こしている可能性が指摘されている。ミュオン捕獲によって放出される粒子のスペクトルは、低エネルギーから高エネルギーに及ぶことが知られているが、その発生メカニズムは理論的に十分に明らかにされていない。そのため本研究では、原子核のミュオン捕獲率を微視的モデルであるSecond Tamm-Dancoff近似法から、放出粒子スペクトルを励起子モデルと統計モデルから計算する理論的枠組みを構築し、そのメカニズムの解明を試みた。得られた計算結果は、シリコンとカルシウムから放出される陽子と中性子のスペクトルをよく再現することができることが分かった。発表では、広いエネルギー範囲に及ぶ粒子スペクトルの発生メカニズムについて、核構造の観点から議論をする。

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