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東海タンデム40年のあゆみ

40 years of Tokai-tandem history

松田 誠  

Matsuda, Makoto

1982年に運転を開始した東海タンデム加速器施設は今年で40年の節目を迎える。タンデム加速器は1976年に建設を開始し1982年から供用施設として利用運転を開始した。利用運転日数は2022年7月時点で6888日となり、加速器の運転時間は約17万時間である。年間の利用日数は1980年代後半から2000年代前半では200日に及んでいたが、2011年の震災以降は年間で130日程度の運転へと推移している。加速器の重要な性能である加速電圧については、建設当初は18MVであったが2000年頃には15.5MVまで低下した。これを回復するため、2003年に加速管を更新し、その後10年ほどは18MVでの運転を実現したが、近年は約15MVまで再び低下している。放電によって生じるセラミクスの絶縁不良が主原因と考えられ、これを回復するには加速管の更新あるいは再生作業が必要である。次に主な開発事項として、1984年から約10年をかけて高周波超伝導空洞による重イオン加速器の開発を行った。タンデム加速器の後段加速器としてそのエネルギーを2$$sim$$4倍へ増強することができ、1995年から超伝導ブースターとして利用運転を開始した。2007年には高電圧端子内にECRイオン源を用いた重イオン入射器を開発を完了し、希ガスイオンの加速や、高強度・高エネルギービームを実現した。2011年の震災以降はRIや核燃料を取り扱える加速器施設の特徴を最大化すべく新たな照射室の整備などを行ってきた。タンデム加速器の建設から今日に至るまでの加速器の利用状況や開発について発表する。

no abstracts in English

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