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Effect of the space environment on the induction of DNA-repair related proteins and recovery from radiation damage

DNA修復関連タンパクの誘導と放射線障害からの回復に及ぼす宇宙環境の影響

小林 泰彦; 渡辺 宏; 菊地 正博; 鳴海 一成

Kobayashi, Yasuhiko; Watanabe, Hiroshi; Kikuchi, Masahiro; Narumi, Issei

1994年7月にスペースシャトル・コロンビアを用いて実施された第2次国際微小重力実験室(IML-2)において、放射線抵抗性細菌Deinococcus radioduransの放射線障害からの回復が地上よりも宇宙環境で促進されることを見いだした。そこで、1996年9月にシャトル/ミール・ミッション4号機を用いて実施された宇宙放射線計測プロジェクトにおいて、本細菌のDNA修復系蛋白質の誘導に及ぼす宇宙環境の影響を調べたところ、宇宙環境下では、本細菌においてわれわれが新たに発見した新規DNA修復系遺伝子pprAにコードされる蛋白質の誘導合成が地上よりも促進されることを見いだした。また、本細菌の放射線感受性変異株rec30では、その促進効果が現れないことが明らかになった。

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分野:Engineering, Aerospace

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