Ultrafast, ultrahigh-peak power Ti:sapphire laser system

極短パルス・超高ピーク出力チタンサファイアレーザー

山川 考一; 青山 誠; 松岡 伸一; 赤羽 温; 加瀬 貞二*; 中野 文彦*; 匂坂 明人

Yamakawa, Koichi; Aoyama, Makoto; Matsuoka, Shinichi; Akahane, Yutaka; Kase, Teiji*; Nakano, Fumihiko*; Sagisaka, Akito

われわれは、100TW,20fsチタンサファイアレーザーシステムをペタワットパワーレベルにするための最近の発展的開発について述べる。また、このような極短パルス高ピークパワーレーザーのコントラストや時間的、空間的な位相等のパルス特性評価技術についても述べる。レーザー光の位相とパルス波形をSHG-FROGにより評価した。その結果、パルス幅20fsにおいて高次の位相分散を含んでいることが判明した。さらに、2次と4次の分散項をバランスさせることで、位相の最適化が可能であることがわかった。またパルスコントラストを高ダイナミックレンジ相互相関法により測定した結果、コントラスト比が1:10であることが判明した。これは、増幅過程におけるASEの影響によると考えられる。

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