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木内 伸幸; 大石 哲也; 野口 宏; 吉田 真; 加藤 正平; 伊藤 勝人*
Radioisotopes, 51(2), p.71 - 77, 2002/02
再処理施設の緊急時環境モニタリングのために、空気中のプルトニウム濃度を迅速かつ高感度に測定できるダストモニタを開発した。プルトニウムはフィルタに捕集され、線スペクトル測定が行われる。大気圧状態の連続測定と真空状態のバッチ測定の2方式を採用した。ダストモニタの概要と特性試験の結果について報告する。
木内 伸幸; 大石 哲也; 野口 宏; 加藤 正平; 石沢 昌登*
Radioisotopes, 50(9), p.403 - 407, 2001/09
再処理施設の緊急時環境モニタリングのためのアルファダストモニタを開発している。高感度な測定を行うためには、フィルタの選定が重要である。このため、国内で市販されている種々のフィルタを対象に表面捕集性能及び圧力損失について試験した。試験結果から、裏側を補強した、PTFE系メンブランフィルタが、表面捕集性能に優れ、かつ圧力損失が少ないことがわかった。
加藤 正平
保健物理, 36(2), p.159 - 160, 2001/06
アジア・オセアニア地域の国の放射線防護に関係する学会により構成されるアジア・オセアニア放射線防護協議会が設立された。本報告では設立の経緯と目的を紹介するとともに、活動の状況、特に協議会として最初の大きな事業として、2001年10月、韓国にて開催される第1回アジア・オセアニア放射線防護会議について紹介している。
加藤 正平
放計協ニュース, (27), p.2 - 3, 2001/03
2000年5月広島にて開催された、国際放射線防護学会第10回国際会議の概要をのべ、主な成果として、ICRPの見直しの議論、低線量放射線影響の議論、放射線廃棄物処分等の問題などのトピックス、アジア・オセアニア地区放射線防護協議会の設立を紹介するとともに、市民セミナー、平和セミナーなどの市民との交流を紹介した。
加藤 正平
日本保健物理学会ワークショップ報文集, p.7 - 8, 2001/00
ICRP1990年勧告を大幅に変更する提案を、1999年ICRP委員長Clarke氏がした。この変更は放射線防護体系に大きな影響を与えるものである。まず、Clarke氏の提案の背景となっていた、難解さ,放射線影響の直線閾値無し仮説論争,集団線量の扱いの問題等を摘出し、次に提案の骨子として、放射線防護対象とする被ばく,被ばく対象カテゴリの一本化,線量レベルの提案,実効線量等を紹介する。次に提案に対する、専門家の反対,疑問,要請等を紹介している。
中山 晃志; 加藤 正平
Radiation Risk Assessment Workshop Proceedings, p.140 - 150, 2001/00
放射線リスク予測モデルは、がん死亡数及び生存数をベースラインデータとして用いている。ICRPのリスクは、日本や米国等のベースラインデータにより得られたリスクを平均化することにより与えられている。また、EPAやNCRPによる不確かさ解析において、原爆生存者から得られた過剰リスクを異なった集団へ適用することが、リスク予測モデルに影響を及ぼす要素の一つとして挙げられている。この研究は、相乗リスク予測モデルにおける日米それぞれのベースラインの影響を調べるものである。まず、ICRPで用いられたベースラインデータと最近のベースラインデータから得られるリスク値に対して同等性の検定を行う。結果として、日本のベースラインで影響がみられ、米国では日本ほど影響がみられなかった。また、ベースラインを信頼して使用できる将来の年数は、ほとんどの部位において数年であったため、未来におけるリスク値の予測も行った。次に、リスク予測モデルに含まれる過剰相対リスク(ERR)の違いによるベースラインの影響を調べた。被ばく時年齢から得られる現状のERRよりも到達年齢から得られるERRを用いた方が、日本女性の若年被ばくの場合、ベースラインの影響を受け難いことがわかった。
加藤 正平; 井上 康*; 金子 正人*; 甲斐 倫明*; 藤元 憲三*; 鈴木 征四郎*; 高上 民治*; 熊谷 哲之*
保健物理, 35(3), p.319 - 326, 2000/09
IRPA-10(国際放射線防護学会第10回国際会議)が2000年5月広島にて開催された。本稿はIRPA-10の特集記事の一部として、会議開催準備活動の概要を述べたものである。会議の誘致、開催決定後の準備活動を紹介した。
斎藤 聖子; 加藤 正平
Proceedings of 10th International Congress of the International Radiation Protection Association (IRPA-10) (CD-ROM), 7 Pages, 2000/05
本研究の目的は環境リスク源の認知プロセスを解明することである。本実験では従来のデトリメント指標との比較のために、影響パラメータとして致死がん、非致死がん、重篤な遺伝的影響を設定し、被験者には各パラメータの客観発生確率を所与として、主観確率評価、損失効用評価、総合損失評価を求めた。本実験ではリスク源として放射線、ダイオキシン、食品添加物を対象とし、所与とする客観確率は、放射線を1/100,1,20mSvを被ばくした際の影響の客観発生確率値とした。実験結果から、第一に、客観データを与えれば、一般人が持つリスクイメージはリスク評価に直接影響を及ぼさないといえた。第二に、一般人は重篤な遺伝的影響を他の影響より重要視するといえた。第三に、非常に微少な発生確率でも、頻繁にリスク発生すると認知しているという結果が得られた。
木内 伸幸; 大石 哲也; 野口 宏; 加藤 正平; 石沢 昌登*
Proceedings of 10th International Congress of the International Radiation Protection Association (IRPA-10) (CD-ROM), 4 Pages, 2000/05
緊急時環境モニタリングの充実を図るため、大気中に放出された核種の放射能濃度を迅速かつ高感度で測定できるモニタリング装置の開発を進めている。この開発の一環として、粒子を捕集するフィルタの選定に関する試験を実施した。国内で市販されている種々のエアフィルタについて、表面捕集性能及び圧力損失を測定した。また、ラドン娘核種のPuエネルギー領域への影響についても調べた。試験したフィルタのうち、裏側を補強したテフロン系モンブランフィルタが、モニタリング用フィルタとして適していることがわかった。
加藤 正平
保健物理, 35(1), p.96 - 98, 2000/01
ICRPの委員長R.Clarlce氏の提案している、"Controllable Dose"に対するコメントである。被ばく管理対象者のカテゴリーの一体と線量スケールの一体化、集団線量の扱い、閾値なし直線仮説の議論、ならびに提案による混乱について言及し、閾値の問題を含む放射線防護体系再構築を、信頼性を失わないよう積極的に取り組むよう提案した。
早田 邦久; 加藤 正平; 石井 保*
日本原子力学会誌, 41(12), p.1234 - 1235, 1999/12
JCO臨界事故は米国内においても多大な関心を集め、大統領から支援の申し入れがあるなど、情報の不足もありマスコミも大きく取り上げた。米国原子力学会は、JCO事故について、正確な情報に基づいて、事故を把握するとともに、今後の安全性確保のための教訓を得るため、冬の大会において特別セッションを開催することとし、日本原子力学会を通じて、専門家の派遣を要請してきた。そこで、著者等は、当該事故について報告するとともに、意見交換を行った。
藤根 幸雄; 村田 幹生; 阿部 仁; 高田 準一; 塚本 導雄; 宮田 定次郎*; 井田 正明*; 渡辺 眞樹男; 内山 軍蔵; 朝倉 俊英; et al.
JAERI-Research 99-056, p.278 - 0, 1999/09
東海再処理施設アスファルト固化処理施設における火災爆発事故について、原研の調査検討会が行った原因究明にかかわる試験及び環境影響評価の結果を報告する。原因究明にかかわる試験においては、実廃液サンプルの化学分析、アスファルト塩混合物の熱分析、暴走的発熱反応試験、発煙時の可燃性ガス分析などを行った。環境影響評価では、環境モニタリングデータと大気拡散シミュレーションコードSPEEDIによる解析結果より、環境へ放出されたCs量を推定した。また、一般住民の被ばく線量評価を行った
横山 須美; 野口 宏; 木内 伸幸; 山本 英明; 加藤 正平; 友岡 仁*; 江田 邦臣*
保健物理, 34(1), p.57 - 66, 1999/00
トリチウムを取り扱う場合、作業者は防護具を着用する。この防護具のトリチウムに対する防護性能を評価するために、基礎的なデータである、素材に対するトリチウム水蒸気の透過パラメータ(透過係数、拡散係数及び溶解度)を把握しておく必要がある。このパラメータを、5種類のプラスチック膜、6種類のゴム膜及び5種類のラミネート膜について測定した。この結果、透過係数は使用予測範囲の温度や湿度では、ほぼ一定であること、膜の厚さにも依存しないことが明らかになった。また、ラミネート膜は、内側に挟んだ膜の溶解度が大きい場合、これらの膜を構成する個々の膜の透過係数より小さくなることがわかった。さらに、HTOで汚染した膜を3~4日乾燥すると、膜の性能は元の状態に戻ることが明らかとなった。
加藤 正平
保健物理, 33(3), p.355 - 357, 1998/09
放射線防護に関する国際的に最大規模の会議である第10回国際放射線防護学会国際会議が2000年、広島において、日本保健物理学会と日本学術会議の共催で開催される。本稿は会議開催の経緯と意義、会議の概要、準備活動の体制と準備状況を紹介し、会議への参加と意見を求めたものである。
木内 伸幸; 加藤 正平
KURRI-KR-30, p.12 - 19, 1998/00
放射能レベルが極めて低いコンクリート廃棄物の合理的な埋設処分に関する安定性の検討において、コンクリート廃棄物の取扱い作業時の被ばく評価を行う際には、作業時の塵埃の挙動等の知見が必要となる。このため、模擬コンクリート廃棄物を落下させて塵埃を発生させる塵埃発生実験を行い、作業場における空気中塵埃濃度等を測定するとともに、コンクリート取扱時の塵埃発生に対する発塵・飛散抑制対策の効果を明らかにした。
加藤 正平; 梁瀬 芳晃; 本多 哲太郎*
IRPA9: 1996 International Congress on Radiation Protection, Proceedings, 3, p.354 - 356, 1996/00
原子炉の解体では大量の極低レベルコンクリート廃棄物が発生する。コンクリート廃棄物の浅地中処分の安全性評価においては廃棄物からの核種の浸出が重要であるが、廃棄物形状が様々であり、浸出評価モデルとそれに用いる拡散係数等のデータはほとんど無い。本研究は拡散係数と分配係数の測定、3種類のモデルによる浸出量の計算及びモデル間の評価を目的として行い次の結果を得た。(1)放射化コンクリートからの核種の浸出性はCaCsCoEuの順である。(2)平衡モデルで評価した粒状コンクリートからの浸出量は全量漏洩モデルで評価した結果の4~5桁も小さい。(3)平衡モデルでの浸出量評価で、浸出の分配係数を用いた結果は吸着の分配係数を用いた結果より1桁小さい。(4)ブロック状の廃棄物を拡散モデルによって計算した浸出量は全量漏洩モデルで評価した浸出量より、CoとCsで5桁以上小さい。
加藤 正平
保健物理, 30, p.345 - 347, 1995/00
旧ソ連の大量破壊兵器に関連する技術及び専門的知識の拡散を防止することを目的としてモスクワに設立された国際科学技術センターの活動内容の概略と、現在のロシアの研究環境について述べた。
木内 伸幸; 加藤 正平
環境衛生工学研究, 8(3), p.133 - 138, 1994/00
放射性物質で汚染した海岸沿岸部における土地再利用等の安全性評価の精度向上に資することを目的として、重建設機械運転によって発生した粉塵からの内部被ばく評価のための発塵実験を実施した。バケット容量0.4mのパワーショベル1台を用い、2時間の掘削作業あるいは走行によって粉塵を発生させた。操縦席近傍の空気中粉塵濃度は、掘削発塵において、0.25~1.4mg/m、走行発塵において、0.93~5.1mg/mの範囲の値が得られた。掘削域周辺および走行域周辺の空気中粉塵濃度の測定結果から、粉塵濃度の空間分布に関する実験式を求めた。実験式から、掘削域あるいは走行域周辺の最大濃度は、0.1mg/m前後と推定された。また、被ばく評価においては、重機操縦者に着目する必要性が認められた。
加藤 正平; 梁瀬 芳晃
JAERI-M 93-113, 17 Pages, 1993/05
海岸地層で採取した砂礫、粗砂、細砂、粘土及びコンクリート粉に関して原子炉の解体で発生する放射性コンクリート廃棄物に含まれる主要核種であるCl,Ca,Co,Ni,Sr,Eu及びAmの分配係数(Kd)を地下水を用いて測定した。全ての土壌に対してCl,Ca,SrのKdは小さかった。Amは土壌の種類に依存し幅広い範囲の値を示した。Cs,Ca,SrのKdは比表面積と正の相関がみられた。地下水の代りにコンクリート浸せき水を用いた場合、Ca,Sr,Caは増加したが、NiとCoについては減少した。コンクリート粉末に対するKdは粘土等の土壌に対する値より1~2桁大きい値を示した。
山本 英明; 加藤 正平
保健物理, 27, p.227 - 233, 1992/00
米国内に存在する操業を終えた原子力関連施設の建物と土地の規制を解除し、その再利用を認めるための基準の見直しが行われているところである。本報では放射線防護上の環境基準をめぐるエネルギ省、環境保護庁(EPA)及びNRCの動きを現行基準及び将来計画に関して概説する。参照した情報は原研とEPAとの研究協力によって得たものである。