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有村 泰宏*; 越阪部 晃永*; 白山 一義*; 竹田 瑶弥*; 宮 優太*; 立和名 博昭*; 河野 秀俊; 胡桃坂 仁志*
no journal, ,
真核生物の細胞分裂が正確に遂行され、姉妹染色体が細胞両極へ均等分配されるためには、染色体が動原体を介して微小管と結合することが必須である。動原体は染色体上のセントロメアとよばれる特殊化されたクロマチン領域に形成され、セントロメアは動原体形成位置の決定に重要である。さらに、染色体上でのセントロメアの形成領域は、DNA複製後の娘染色体においても正確に継承される。高等真核生物において、セントロメア領域は、ヒストンH3バリアントCENP-Aを含むクロマチンの形成により、エピジェネティックに確立されることが示されており、そのメカニズムについて盛んな議論がなされている。これまでに我々は、ヒトCENP-Aヌクレオソームは、DNAのヒストンとの結合様式が主要型のH3ヌクレオソームと異なり、ヌクレオソームDNAの末端(entry/exit部位)がヒストンから解離していることを報告している。このCENP-Aヌクレオソームの構造的特徴は、セントロメアの特殊なクロマチン構造の形成や、DNA結合タンパク質の効率的な結合に関与すると考えられるが、その詳細は明らかになっていない。今回我々は、CENP-Aヌクレオソームに特異的なDNA末端の解離が引き起こされるメカニズムについての解析を行った。
青木 涼太; 佐藤 哲也; 内馬場 優太; 宮地 優太*; Gong, G.; 名取 日菜*; 伊藤 由太; 浅井 雅人; 塚田 和明; 永目 諭一郎*
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原子番号が100を超える超重元素のイオンビームを物理・化学研究に応用するため、短寿命単一原子に適用可能な新しいイオン源としてEBGP(Electron Beam Generated Plasma)イオン源を構築した。本EBGPイオン源を、オンライン同位体分離器(Isotope Separator On-Line: ISOL)用に装着し、各種貴ガスを用いて、イオンビーム生成条件の探索を行った結果、イオン源が安定して動作することを確認するとともに、イオンビームが生成できることを確かめた。
内馬場 優太; 伊藤 由太; 佐藤 哲也; 青木 涼太; 浅井 雅人; Gong, G.; 宮地 優太*; 永目 諭一郎*; 名取 日菜*; 塚田 和明
no journal, ,
原子番号が104以上である超重核の精密質量測定を見据え、崩壊分光による測定対象イオンの事前同定や崩壊情報との相関による質量決定の確度向上を目的としたイオントラップの開発を進めている。トラップされた不安定核イオンからの放射線を大立体角で捉えるために、一般的な円形電極とは異なり薄い板状のベーン電極を用いたベーン電極型イオントラップを開発した。性能の指標として、トラップ寿命や蓄積電荷量について円形電極型イオントラップと比較し評価を行った。
佐藤 哲也; 青木 涼太; 宮地 優太*; 浅井 雅人; 伊藤 由太; 内馬場 優太; Gong, G.; 名取 日菜*; 塚田 和明; 永目 諭一郎*
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極限重元素核科学研究グループでは、迅速化学実験への超重元素イオンビームの応用を目的に、ガスジェット結合型EBGP(Electron Beam Generated Plasma)イオン源の開発を進めている。EBGPイオン源では、電子衝撃によって対象原子・分子のイオン化をおこなうため、多様な元素のイオンビーム生成が期待できる。種々の希ガス安定同位体を用いてイオンビーム強度を調べたところ、原子番号の増加に伴ってビーム強度が増大することを確認した。得られたイオン源安定動作条件下で、Cf自発核分裂生成核種を用いて様々な短寿命核種のイオン化を試みたので報告する。
浅井 雅人; 塚田 和明; 佐藤 哲也; 伊藤 由太; 西尾 勝久; 牧井 宏之; 廣瀬 健太郎; Orlandi, R.; 洲嵜 ふみ; 青木 涼太; et al.
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中性子過剰重アクチノイド核の核分裂では、核分裂片の質量分布が通常のアクチノイド核とは大きく異なる極めて特異な分布を示す。本研究ではこれらの中性子過剰重アクチノイド核を、短半減期かつ稀少な同位体であるEsにJAEAタンデム加速器からの重イオンビームを照射して多核子移行反応によって合成し、オンライン同位体分離装置ISOLを用いて同位体分離することに成功した。同位体分離した
Fm,
Fm,
Md,
Lrの自発核分裂片の質量分布と全運動エネルギー分布を精度良く測定することで、この領域で見られる特異な核分裂機構の解明に重要な貴重なデータを得ることができた。
名取 日菜; 佐藤 哲也; 浅井 雅人; 伊藤 由太; 内馬場 優太; Gong, G.; 塚田 和明; 宮地 優太; 永目 諭一郎*; 大谷 怜; et al.
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106番元素シーボーギウム(Sg)のモデル実験として、気相化学的手法により、6族元素化合物の揮発性を調べた。本研究では、Sgの同族元素であるモリブデン(Mo)とタングステン(W)の揮発性オキシ塩化物のオフラインおよびオンライン気相研究に等温ガスクロマトグラフ法を用いた。MoとWの揮発性オキシ塩化物の形成を、それらの短寿命同位体を使用して種々の条件下で調べたところ、それぞれの揮発性化合物の等温ガスクロマトグラムが得られた。得られた-は、それぞれMoO
Cl
とWO
Cl
の推定値とよく一致した。これらのことから、本実験条件下ではMO
Cl
(M=Mo, W)のみが生成され、さらにMoO
Cl
とWO
Cl
の吸着エンタルピーの測定に成功したと結論した。
内馬場 優太; 伊藤 由太; 佐藤 哲也; 青木 涼太; 浅井 雅人; Gong, G.; 塚田 和明; 名取 日菜; 宮地 優太; 永目 諭一郎*
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イオントラップされたRIイオンの崩壊分光による核種同定や崩壊相関を組み合わせた精密質量測定を目的として、大立体角での放射線及び崩壊反跳イオン検出が可能な特殊な電極構造を持つポールトラップを開発した。トラップ内に保持した不安定核イオンの崩壊に伴う放射線と反跳イオンの相関測定に向け、高周波電極至近における半導体検出器の動作試験とRa
イオンを用いたin-trap崩壊測定の実証を行った。
内馬場 優太; 伊藤 由太; 佐藤 哲也; 青木 涼太; 浅井 雅人; Gong, G.; 塚田 和明; 名取 日菜; 宮地 優太; 永目 諭一郎*
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イオントラップされたRIイオンの崩壊分光による核種同定や崩壊相関を組み合わせた精密質量測定を目的として、大立体角での放射線及び崩壊反跳イオン検出が可能な特殊な電極構造を持つポールトラップを開発した。トラップ内に保持した不安定核イオンの崩壊に伴う放射線と反跳イオンの相関測定に向け、高周波電極至近における半導体検出器の動作試験とRa
イオンを用いたin-trap崩壊測定の実証を行った。
名取 日菜; 佐藤 哲也; 浅井 雅人; 伊藤 由太; 内馬場 優太; Gong, G.; 塚田 和明; 宮地 優太; 永目 諭一郎*
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106番元素シーボーギウム(Sg)の化学的性質の解明を目的に、オフライン等温ガスクロマトグラフ装置を構築した。Sgのモデル実験として、本装置を用いてCfの自発核分裂で生成する短寿命Mo同位体を対象に揮発性オキシ塩化物の気相化学実験をおこない、Sg同族元素Moの吸着エンタルピーを測定した。得られた値は対象となる揮発性化合物の昇華エンタルピーからの推定値と一致した。
佐藤 哲也; Gong, G.*; 本多 真紀; 山口 央*; 宮地 優太; 名取 日菜; 内馬場 優太; 青木 涼太; 大谷 怜; 塚田 和明; et al.
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超重元素の化学的性質を明らかにするため、フロー型液相化学分離装置の開発を進めている。本研究では、本システムの粒子検出器に適用可能なイオン交換表面の開発をおこなった。機能性表面の形成には、官能基チオールによるAu表面への自己組織化単分子膜(SAM)を採用した。形成されたSAMs表面が硝酸中で長時間の耐久性を有することを確かめるとともに、短寿命Hf同位体を用いてイオン交換能を持つことを確認した。
宮地 優太; 佐藤 哲也; 塚田 和明; 浅井 雅人; 伊藤 由太; 名取 日菜; 永目 諭一郎*
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106番元素シーボーギウム(Sg)の溶液化学研究を進めるため、同族元素であるW同位体(W,
=121d)について、HF/(0.1M HNO
)系における陰イオン交換挙動を調べた。Wの陰イオン交換樹脂への吸着が平衡に達するために必要な時間と、種々のHF濃度に対する分配係数を測定した。その結果、平衡到達時間は3分未満であることを確かめた。さらに、分配係数はHF濃度によって変化し、10
M付近を境に低濃度側と高濃度側で異なる化学種が存在する可能性を示唆した。
名取 日菜; 佐藤 哲也; 浅井 雅人; 伊藤 由太; 塚田 和明; 宮地 優太; 永目 諭一郎*
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106番元素シーボーギウム(Sg)の気相化学分離法による化学的性質の解明を目的に、同族元素モリブデン(Mo)によるモデル実験をおこなった。種々の塩素化条件で半減期の異なる短寿命モリブデン同位体Moについて得られた等温ガスクロマトグラフ挙動から、対象化合物の吸着エンタルピーを得た。その値とマクロ量からの推定値との比較により、揮発性オキシ塩化物の化学形を推定した。