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高橋 良和; 杉本 誠; 礒野 高明; 中嶋 秀夫; 安藤 俊就; 押切 雅幸*; 細野 史一*; 和田山 芳英*; 佐々木 知之*; 塙 博美*; et al.
IEEE Transactions on Magnetics, 30(4, Part2), p.2531 - 2534, 1994/07
核融合実験炉のトロイダル磁場コイル用導体として、40kA級NbAlケーブル・イン・コンジット型導体を開発し、その超電導評価試験を行った。この導体は、ITER-CDAの要求磁界11.2Tにおいて、46kAまで通電することができた。また、導体の臨界電流値は、素線のそれと比較すると、製作作業中及びクールダウン中における劣化は認められなかった。また、NbAlは機械的特性が従来のNbSnに比べて優れていることから、NbAlは、近い将来、トロイダル磁場コイル用導体の第一候補となると考えられる。
安藤 俊就; 高橋 良和; 西 正孝; 山田 雄一*; 大松 一也*; 永田 正之*
Advances in Cryogenic Engineering, Materials, Vol.38, p.813 - 820, 1992/00
NbSnより応力に対して強いNbAl線をジェリーロール法によって開発した。その交流損失特性について実験的に調査し、ITERの目標値に対応出来ることが明らかになったので本学会にて紹介する。
森平 正之; 水迫 文樹*; 永田 章人*; 高安 輝樹*
no journal, ,
高速炉サイクルの実用期には集合体ピーク250GWd/tの高燃焼度化の実現が求められるが、燃焼度とともに被覆管の内面腐食が進むことから、照射中に生じる余剰酸素を除去することにより腐蝕の抑制を図る必要があり、酸素ゲッター法の検討を行っている。酸素ゲッターの概念は古くからあり、近年ではロシアがバイパック燃料に金属ウラン粒子ゲッターを適用することにより内面腐蝕を良好に制御しているが、ペレット燃料への酸素ゲッターの適用についての報告は少ない。このため、ペレット燃料用酸素ゲッターの概念構築とその実現性の評価を進めている。前回までに候補材として金属チタンを選定し、照射時の溶融等を回避しつつ余剰酸素の吸収に必要な適切な温度を確保し、なおかつその酸化時の体積膨張を吸収する方法として、ロール状に巻いたチタン箔を燃料要素内の上部軸方向ブランケット領域の下端に装荷するチタンロールペレット方式を提案した。今回はチタンロールペレットの製作性と酸化挙動について評価するとともに、チタンの酸化挙動にかかわる追加データの取得を行った。