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加藤 恭義*
Nuclear Science and Engineering, 104(4), p.402 - 411, 1990/00
被引用回数:2 パーセンタイル:53.48(Nuclear Science & Technology)大型炉の核特性の詳細評価は、3次元拡散計算によって行われるが、計算等の制約により、比較的粗いメッシュ幅により実施される。本研究では、3次元XYZ体系の中性子拡散計算におけるメッシュ効果について詳細検討し、実効増倍率と制御棒価値の誤差がメッシュ幅の二乗に比例することを摂動論を用いて導出した。また、この関係の妥当性をZPPR-10Aの体系における3次元計算により確認した。この関係を用いて外挿にメッシュ効果に基づく誤差を評価できると共に、大規模な細メッシュ計算を行うことなく、粗メッシュ計算結果からメッシュ幅が零の実効増倍率と制御棒価値を求めることが可能となった。
吉田 弘幸*; 石黒 幸雄*; 中野 正文*; 稲垣 達敏*; 関 雄次*; 井上 幸太郎*; 鈴木 聖夫*; 加藤 恭義*; 白方 敬章; 池上 哲雄
PNC TN241 84-07, 16 Pages, 1982/10
FBR炉心設計(JUPITER)専門委員会の中に標題の検討を目的とした軸非均質炉心実験検討ワーキング・グループを設立し,1982年7月から10月にかけて4回の検討会を開催した。本グループは軸方向非均質炉心に対する炉物理実験の必要性,この炉心概念の炉物理的特徴に着目した模擬実験に関する議論を行ない,一応の結論を得たのでここに報告する。本ワーキング・グループは炉心概念の優劣を議論し,決定する場ではなく,明確かつ決定的な次点の指摘がないかぎり,模擬実験の意義づけと実験内容に議論を集中する立場をとった。1000MWe級高速増殖炉の設計例による均質炉心,径方向非均質炉心,軸方向非均質炉心の比較検討によると,軸方向非均質炉心は,比較的単純な炉心構成によって,適切な増殖性と高い安全性を確保する可能性を有し,均質炉心,径方向非均質炉心と比肩できる炉心概念である。軸方向非均質炉心は,内部ブランケットが炉心によって囲まれた形状を有し,内部ブランケットの軸方向および径方向の広がりの双方によって炉心結合度に影響を及ぼす。したがって,内部ブランケットの寸法,形状が出力分布,反応度価値分布に影響を及ぼす可能性が大きい。更に,炉心が内部ブランケットによって分離されていることにより,特に,制御棒部分挿入時の種々炉物理特性はこの炉心概念に特徴的なものとなる可能性が大きい。均質炉心に対するJUPITER-I,径方向非均質炉心に対するJUPITER-IIの実験とその解析によって解決する点も多々あると考えられるが,大型炉心に関する軸方向非均質炉心の炉物理実験は未だ行なわれていないので,上述軸方向非均質炉心の炉物理的特徴を考慮した模擬実験を行なう必要がある。
松島 秀介*; 堤 潔*; 加藤 恭義*; 漆原 広*; 上田 靖之*
PNC TJ202 76-01, 151 Pages, 1976/05
高速炉燃料ピンのペレットと被覆管の機械的相互作用(PCMI)を記述する計算モデルの開発を行なった。このモデルは高速炉の定常運転時におけるPCMIの記述を目的としている。既存の燃料照射挙動計算コードのPCMIモデルを調査し,比較した。燃料ペレット・被覆系の応力・歪み場の記述に,軸対称・平面歪み近似を採用している点は,高速炉燃料ピンの種々のPCMIモデルに共通している。しかし,最近の照射実験データには被覆管の塑性変形と炉の出力サイクルに強い相関性を示唆するものもみられる。出力変動時に強いPCMIが起る場合を想定すると,ペレット・クラックによる被覆管への応力集中の可能性もある。このような背景から,ここで開発したPCMIモデルにつぎの特徴をもたせた。(i)定常照射中のPCMIの記述には軸対称・平面歪み近似を採用した円柱モデルを用いる。(ii)出力変動時に強いPCMIが予期される場合には,非軸対称・平面歪み,または平面応力近似によるPCMIモデル((R一)モデル)により,(i)の記述を補足する機能をもたせる。 これらのモデルを計算機コード化するための準備も行なった。さらに,モデルの実験データとのフィッテングに必要と考えられる,炉内・炉外実験について提案した。
佐藤 博之; 三宅 収; 石塚 隆雄*; 武藤 康*; 加藤 恭義*
no journal, ,
超臨界COガスタービンサイクル実用化に向け、模擬試験ループを製作し、臨界点近傍における圧縮機の仕事低減効果,新型再生熱交換器の伝熱性能,ループ運転性に関する試験を実施し、それらの特性を把握した。
古川 智弘; 青砥 紀身; 三宅 収; 加藤 恭義*
no journal, ,
高速炉構造材料候補材である12Cr鋼及び316FR鋼を対象に、10MPa, 400-600Cの超臨界CO中において5,000時間までの材料腐食試験を実施し、それらの腐食挙動を評価した。
古川 智弘; 青砥 紀身; 三宅 収; 加藤 恭義*
no journal, ,
高温の超臨界CO中に浸漬された12Cr鋼腐食試験材について、電子線プローブマイクロアナライザ(EPMA)による浸炭測定を行い、浸炭挙動を評価した。その結果、浸炭量評価式の係数項である浸炭速度定数(Kp)には良好な1/T温度依存性が示され、浸炭量をよく記述できることがわかった。
古川 智弘; 青砥 紀身; 三宅 収; 井上 賢紀; 浅山 泰; 加藤 恭義*
no journal, ,
鉛ビスマス共晶合金や超臨界二酸化炭素を冷却材として用いる革新的高速増殖炉の開発課題の一つに、高温における炉心・構造材料の腐食が挙げられる。(独)日本原子力研究開発機構(JAEA)では、これら革新的な冷却材中における炉心・構造材料の腐食研究を2001年度より実施している。本発表では、JAEAにおけるこれまでの本件に関する研究成果について述べる。